写真だけのLLブック第5作。7月3日発売開始 『いつも笑顔(えがお)で』
[企画・編集・制作]藤澤 和子・川﨑 千加・多賀谷 津也子・小安 展子 樹村房
高齢者をテーマに、学生時代、ビートルズに憧れていたバンド仲間5人の日常を描いています。ちょっと見かけは変わったけれど、ときどき集まり、ワイワイわくわく。認知症になった洋子さんも、みんなといると楽しそう。
目次
1 思い出 の しゃしん
2 かいごしせつ で
3 としょかん で
4 コンビニ の おにぎり
5 フラフープ
6 けっこんきねん日 の プレゼント
7 ひったくり
8 ビートルズ みたいに
『いつも笑顔(えがお)で』出版記念会
■日 時
2025年7月5日(土) 14:00~15:30(13:30開場)
■会 場
大阪大谷大学ハルカスキャンパス(あべのハルカス23階)
■アクセス
近鉄南大阪線「大阪阿部野橋」駅 西改札口、JR「天王寺」駅 中央改口、 大阪メトロ御堂筋線「天王寺」駅 西改札口、大阪メトロ谷町線「天王寺」駅 南西改札口・南東改札口、阪堺電軌上町線「天王寺駅前」駅よりすぐ 〒545-6023 大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 Tel.06-6615-8460 ※大阪大谷大学ハルカスキャンパスへの経路は、下記のURLから事前に必ずご確認ください。
https://www.osaka-ohtani.ac.jp/harukasu/access.html
■参加費
無料
■参加申し込み
樹村房のウェブサイト(https://www.jusonbo.co.jp/)右側の「新着情
報」 にある『いつも笑顔で』出版記念会のご案内から参加申し込みフォームへアクセスして、そこで必要事項をご記入の上、7月3日までに送信してください。なお、先着順とし、定員(100名)になり次第締め切ります。
■問い合わせ先:樹村房 安田 Tel.03-3868-7321 mail:yasuda@jusonbo.co.jp
[当日のスケジュール]
13:30~ 受付
14:00 開会
14:05~14:35 講演「写真版LLブックの展開:これまでの取り組みと第5作の特徴」 藤澤和子(びわこ学院大学教育福祉学部教授)
14:35~15:15 関係者座談会「第5作の制作過程を振り返って」
15:15~15:25 会場参加者との質疑応答等
15:25~15:30 閉会の挨拶
15:30 閉会
[書籍販売]
会場で、出版記念会特別価格にて新刊『いつも笑顔で』及び既刊分の販売を行います。 また、ご自宅へお届けする購入申し込みも受け付けます(送料無料)。
図書館のみなさまに考えてほしいこと
樹村房の5冊の写真LLブック(『わたしのかぞく なにがおこるかな』『はつ恋(こい)』『旅行(りょこう)にいこう!』『仲間(なかま)といっしょに』新刊『いつも笑顔(えがお)で』)は、子どものLLブックではありません。日本図書コードの分類記号(Cコード)も、一般書籍(0)です。
昨今「りんごの棚」=特別なニーズのある子どものための本の棚、だれでもよめる子どもの本、というような表示で、「りんごの棚」が、児童書コーナー・子どもの本コーナーに置かれることが普及してきていますが、そこにこれらの本が排架されることは、人権上ぜひご一考ください。
これらの本も是非同じ棚に排架したいということなら、りんごの棚を、子どもの本の棚としない、子どもコーナーに置かない、などの対応はできないでしょうか?万が一でもこの5冊は「大人のLLブックであり、子どもの本ではない」と、現実には子ども用LLブック(発達障害のお子さんたちがやさしく読める本)も昨今刊行されていますので、それらの図書とは区別して、図書館利用者に提示できないものでしょうか?
誰の読書の権利を実現しようと作成が挑戦されている本なのか、そのことをこの5冊のLLブックからは図書館の皆さんは考えてください。知的障害の人たちは、年齢が上がれば上がるほど、年齢に適った本がなく、赤ちゃん本幼児本がふさわしい本として読み聞かせられてきたことは、人権としてあやまった歴史だったのです。(攪上久子)