世界のバリアフリー児童図書展2023
世界のバリアフリー児童図書展2023
―― IBBY選定バリアフリー児童図書2023 ――
IBBY(国際児童図書評議会)は、すべての子どもたちが読書のたのしみを享受できるよう、障害のある子どもたちの読書にも取り組んでいます。IBBYに加盟する国と地域が協力し、世界中から、障害のある子どもや若者のための特別な配慮のある本、障害のある子どもや人物について描かれた本、多様な読者に対応できる誰にでもわかりやすい絵本など、工夫のつまった本を見出します。IBBYのこのプロジェクトは1981年の国連国際障害者年を機にはじまり、バリアのない児童書が社会に認知され、より多く刊行されることを目的にしています。
IBBYの日本支部であるJBBY(日本国際児童図書評議会)は、2003年から「世界のバリアフリー絵本展」を巡回し、IBBYが隔年で選定する各国の優れたバリアフリー図書を紹介してきました。2018年に名称を「世界のバリアフリー児童図書展」と改めました。
私たちは、図書展を通じて、配慮のある本を必要としている子どもたちが社会に大勢いること、これらの本が障害のある子どもたちの読書に新たな可能性を秘めていること、世界の知恵と工夫がバリアのない社会を生み出していくことを知っていただきたいと思っています。そして、こうした本の制作や出版がますます盛んになって、どんな子どもたちも平等に本を通じた社会参加ができることを願っています。
選定図書は、2つのカテゴリーに分類してあります。(1)Accessible Books(誰もがアクセスできる本)、(2)Portrayals of Disability(障害が描かれている本)です。2023年は、22カ国の40冊が選定され、日本から推薦した作品は3冊選ばれました。
JBBYは、2024年5月から始まる「世界のバリアフリー児童図書展」の開催者を募集します。
主催 : 日本国際児童図書評議会(JBBY)
企画 : 国際児童図書評議会(IBBY)・JBBY世界のバリアフリー児童図書展実行委員会
【募集要項】
◎ 対 象 学校、図書館、または展示会場を用意できる団体
◎ 期 間 2024年5月から2025年3月末の間で、可能な期間(最長2週間)
◎ 展示内容(予定)
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◎ 開催条件
*貸出期間 1会場での展示期間は最長2週間(※搬出入日を除く)
*貸出費用 企画分担金 1会場につき50,000円+消費税
送料実費(往復約10,000~15,000円程度。※発送地域による)
*その他 展示にかかる費用は開催者負担です。
*飲食を伴う会場や屋外での開催は出来ません。
*安心して本を楽しめる環境を整えるため、会場には随時、見守りスタッフを付けてください。
・少部数出版のため再入手困難な本や、パーツがはずせる本、壊れやすい本があります。
・本のパーツはまれに誤飲の危険があります。
*IBBYへの報告用の写真が必要なため、会期終了後に展示会場の写真をご送付ください。
*ウェブ広報の際には、IBBY指定のハッシュタグを付けていただくようお願いします。
◎ その他
開催者独自の企画を付け加えていただいても構いません。
●問合せ先・申込み先
JBBY(一般社団法人 日本国際児童図書評議会) 事務局
〒101-0051 千代田区神田神保町1-32出版クラブビル5階
TEL: 03-6273-7703 E-mail:honten@jbby.org
*開催場所
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※変更になる可能性もございます。 ご了承ください。
■IBBYカタログへのリンク
プロジェクトリーダー Leigh Turina(Librarian, Children’s Department
North York Central Library Toronto Public Library)
のプロモーションビデオ こちらよりご覧いただけます
ibby.org/awards-activities/activities/ibby-collection-for-young-people-with-disabilities