世界のバリアフリー絵本展 2011年版
2011年
世界のバリアフリー絵本展
-IBBY 障害児図書資料センター2011推薦図書展-
企画:国際児童図書評議会(IBBY)障害児図書資料センター
JBBY世界のバリアフリー絵本展実行委員会
日本国際児童図書評議会では、2003年から、IBBY障害児図書資料センターのコレクションを、「世界のバリアフリー絵本展」というタイトルで巡回展示してきました。
このコレクションは、私たち主催者にとっても初めて見たり読んだりさわったりする本が多く、そういう本を必要としている子どもたちがいること、国内の書店や図書館に並んでいる本だけではバリアがあり、十分に本を楽しめない子どもたちがいるのだということ、そして子どもの本の更なる可能性を、展示会を通じて発信してきました。
2012年4月からスタートする展示会では、IBBY障害児図書資料センターの2011年度のコレクション60タイトルを紹介します。世界18カ国から選書されています。特殊なニーズに応じた本の出版体制が整っているスカンジナビア諸国や、イタリア、フランスなどからは、聞こえない子どもたちの母語である「手話」や、活字だけでは読むことが困難な子どもたちを助ける「絵文字がついた本」、見えない子どもたちのためのわくわくするような楽しい「さわる絵本」など、質の高い新しいアプローチを学ぶことが出来ます。また、今回初めて、見え方に特性を持つ子どもたちのためのスイスの絵本が紹介されています。一般市販絵本や障害が描かれている図書のカテゴリーでは、アメリカやカナダの健闘が目立ちます。日本からは3つの試み、「ぐるーぷ・もこもこ」の布の絵本『おでかけブー』、一般市販絵本から『月人石』(福音館書店)、『おこだでませんように』(小学館)が推薦図書として世界に紹介されています。
IBBY・JBBYは、展示会を通じ、どんな子どもたちも本を通じた社会参加が平等に出来ることを願い、こうした本の製作や出版がますます盛んになることを願っています。
◎対 象:小・中・高校・大学、図書館または展示会場を用意できる団体
◎巡回期間:2012年4月から1年間
◎開催条件:
*貸出期間…1会場2週間を原則とする
*費 用…企画手数料
1会場につき40,000円(税込42,000円)
送料実費 往復約12,000~15,000円
◎開催予定:
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注)開催期間等に変更がある場合もあります。
詳細は順次、お知らせコーナーで。
■IBBYカタログへのリンク
https://www.ibby.org/fileadmin/user_upload/Disabled_Cat_2011_compressed.pdf
■国際子ども図書館展示リスト2011版 (書誌情報 本の簡単な内容 国際子ども図書館所蔵の有無など)
http://www.kodomo.go.jp/event/exhibition/pdf/barrier_free_2012_list.pdf