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世界のバリアフリー児童図書展2017(IBBY選定バリアフリー児童図書2017 )から韓国とロシアの絵本2冊が翻訳出版されました。

作:チョン ジンホ
訳:斎藤 真理子
出版社:ハッピーオウル社
税込価格: 1,650円
発行:2024年
https://happyowlsha.com/ohanashi/9784902528732/

スジは、車の事故で両足が動かなくなった女の子。毎日、車いすに座って、住んでいるビルのバルコニーから、下の通りの人たちが急ぎ足で行き交うようすをながめて過ごす。誰かが自分に気がついて挨拶してくれないかな、と願いながら。ある日とうとう、男の子がスジを見つけて話しかけた。その小さな出来事は、高いところにいるスジと下の通りにいる忙しい人たちの距離を埋めるのに十分だった。男の子と出会った後、顔をあげたスジの笑顔や、画面に突然広がる色からは、スジが物事を明るく見ることができるようになったことが伝わってくる。

文:アンナ・アニーシモヴァ
絵:ユーリヤ・シードネヴァ
訳:藤原潤子
出版社:かけはし出版
価格:2000円+税
発行:2025年
https://kakehashi-pub.com/book/nevidimyi_slon/

かくれんぼ、お料理、お絵かき、動物園にぞうを見に行ったこと、小さな女の子の気ままな生活が描かれている。女の子には豊かな想像力があり、体験するなにもかもに感動しながら、空想と現実の両方で、彼女の世界はで豊かに満たされていく。読者は、読み進むうちに、この子は目が見えないのだと気づく。