研究報告誌『ヒーリング・アートとさわる絵本Ⅱ―出版されているさわる絵本を考えるー』
企画・編集:横山純子・攪上久子
執筆:猪平眞里・攪上久子・川田英利・高見節子・横山純子
女子美術大学ヒーリング表現領域で取り組んできたさわる絵本研究の報告誌の第2弾です。出版されているさわる絵本7冊について、筑波大学付属視覚特別支援学校小学部の児童たちへの取材した内容と、2019年度女子美術大学ヒーリング表現領域 ヒーリング・アートプロジェクト演習「絵本の向こうに人がいる・対象研究からの絵本制作プロジェクト」履修学生制作さわる絵本作品紹介をしています。
まだまだ数は少なくとも、見えない・見えにくい子どもたちのさわる絵本が、図書館の子どもの本のコーナーに一般開架され、書店で普通の絵本と同様に購入できるようになってきました。すばらしいことです。しかし、見えない・見えにくい子どもたちが絵本をどう楽しんでいくのかということの実態は、あまり知られていません。点字がついて絵が隆起されていれば、見える人と見えない人が共に一緒に絵本が楽しめるのかということは、もっと丁寧に見えない・見えにくい子どもたちの側に寄り添って考えないとならないことでしょう。出版されているさわる絵本を実際にどう見えない子どもたちが享受していくのか、出版されているさわる絵本の一部ですが、その様子を少しでも知っていただくことが、より見えない・見えにくいこどもたちも真に絵本を楽しんでもらえることにつながっていくことであると願って、この冊子を刊行いたしました。また学生たちの柔らかい感性で、子どもたちが真に楽しんでくれる絵本を目指して制作した作品もぜひご覧ください。
さわる絵本に関心を持たれている皆さん、研究者の皆さん、図書館でさわる絵本のレファレンスをするみなさん
読んでいただければ幸いです。
本誌をご希望の方は、誌代は無料ですが、着払いか切手などで送料はご負担ください。希望される方は以下にご連絡ください。
その際、送り先 氏名 希望冊数 連絡先明記し、件名に『ヒーリング・アートとさわる絵本Ⅱ-出版されているさわる絵本を考えるー』送付希望とお書きください。
なお、点訳版・点字データ版・テキストデータ版も必要な方にはご提供の用意がございますので、ご希望の方はお申し出ください。
申込先 email:2.5ehon.studygroup@gmail.com
なお、『ヒーリング・アートとさわる絵本』研究実践記録誌も
https://www.bf-ehon.net/archives/3299、残り少なくなっておりますが、まだ残部がありますので、ご希望の方にお送りしています。上記と同じように申し込んでください。
2.5絵本研究会