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『教育と医学』2022年7.8月号「バリアフリー絵本の世界」では現在『手で見る学習雑誌テルミ』にタッチイラストを描いている絵本作家スギヤマカナヨさんに再度『テルミ』を紹介いただきました。




今号の特集は「子どもの権利と人権教育」
この特集に当たり、編集委員の鈴木篤九州大学大学院教授が、このような内容を記している。

私たちは普段「子どものため」と願い、「子どものため」「教育のため」にこそ行うことでも、それらが実際には子どもの権利を侵害している場合もあるだろう。多くの子どもたちを相手とする学校教育では、多くの場合マジョリティの子どもたちの考えが重視され、マイノリティの子どもたちにも多数派への同調が求められがちだ。人権侵害を時には生み出し、時に隠ぺいもする「子どものため」「教育のため」という意識を乗り越えるためには、子どもの権利条約でも重視されている「子どもの意見表明・参加の権利」が重要となるかもしれない。

バリアフリー絵本から見える「子どもの権利」、そしてその抱える課題にも同様な見解をもつ。


編集:教育と医学の会 発行:慶應義塾大学出版会
https://www.keio-up.co.jp/kyouikutoigaku/202207-08