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南相馬市から2冊の絵本発信

『すずめのコゼットーふくしまから』
 文:富澤利男
 絵:鈴木靖将

南相馬市在住の富澤利男さん(とっちゃん)は東日本大震災から6年目の夏、右目がないすずめのヒナに出会いました。左目も泥で覆われていました。<ひとりでいきていくことができない>と本当の親からもしかしたら捨てられてしまったのでしょうか・・。とっちゃんは、スズメの子など育てたことがありませんでしたが、なんとか助けてあげたいと思い、コゼットと名付けて懸命に育てます。コゼットという名前は2年前に亡くなったお母さんに読んでもらった絵本に出てくる女の子の名前です。早く仲間のところに返してあげたいと思いましたが、それはなかなかかなわず、コゼットはやがて、かけがえのないとっちゃんの家族となり、たくさんの人に癒しと慰めを与えてくれたのです。

購入はこちらなどからどうぞ。 
https://books.rakuten.co.jp/rb/16092743/
https://www.chara-ani.com/details.aspx?prdid=B19A10252


『私のふるさと』
齋藤イネ著 
朝倉悠三画 
発行:ポエムピース

http://poempiece.com/books/3077
震災から2年後、斎藤イネさんは南相馬市文化会館で開催された「ゆめはっとまつり」で、娘さんのピアノ伴奏で詩の朗読をなさいました。その詩に南相馬市在住の水墨画家朝倉悠三さんの絵と写真を組み合わせた絵本ができました。齋藤さんはこの本の最後にこう書かれています。「この本を読んで下さった多くの方に、福島の切ない思いを知ってもらいそして、脱原発を心から応援してもらえたらこの上ない幸せです。」

出版社の内容紹介
原発事故は苛烈なまでに公平に、ふるさと福島から、あらゆるものを消し去った。

豊かな山河も、穏やかな生活も、楽しい、悲しい、愛しい、苦しい、しかしかけがえのない記憶が刻印された家々も……
そして、なにものにもかえることのできない、一人ひとりの身体が息づいていた「ふくしま」は、
「フクシマ」というひとつの記号になってしまった。

ふるさとは失われた。

……この痛切な悲しみと怒りの言葉と写真に、福島在住の水墨画家が、思い出をたどりながら美しい絵を添えた。

本書は失われた故郷への慟哭の書であるとともに、原発事故の悲惨を訴える告発の書であり、
さらに未来への希望を託した祈りの書である。
出版社からのコメント