ここから読み上げブラウザ用のメニューです ニュースへジャンプします おしらせへジャンプします メインメニューへジャンプします 読み上げブラウザ用のメニューの終わりです
ここからメインメニューです

『教育と医学』2023年7.8月号「バリアフリー絵本の世界」に支援級での朝読書で楽しんだ絵本を、静岡県立大学短期大学部永倉教授に紹介いただきました。

聞き手と読み手の間に会話が弾む絵本ですね。永倉先生は大学で、バリアフリー絵本展・児童図書展を何度も開催くださったり、授業やご自身が携わってる読書ボランティアの活動でも積極的にバリアフリー絵本に関心を持ってとりあげてくださっています。

編集:教育と医学の会 発行:慶應義塾大学出版会
https://www.keio-up.co.jp/kyouikutoigaku/
今号の特集は「ネット時代における教育の未来と子どもの成長」
https://www.keio-up.co.jp/kyouikutoigaku/202305-06/

その冒頭の論文は
「インターネット時代を生きる子どもたちの明日」と題して、お茶の水女子大学副学長 坂元章先生が執筆されています。その内容は、ICT教育に急激に新たな時代をもたらしている、生成系AI、特にチャットGTPの登場に際し、標記タイトルでチャットGTPに原稿を作成させて、その文章をどう評価するか、削除すべき内容、付記すべき内容を検討考察していくことをこの論文で試みられています。そして、チャットGTPが普及していくこれからの社会に必要なリテラシーはなにか、その育成はどうしていったらいいかという提案をされています。
坂元章先生は、坂元彦太郎先生のお孫さん。坂元彦太郎先生は日本の幼児教育・保育学者として1945年文部省初等教育課長、1949-51年岡山師範学校校長、岡山大学教育学部長(-56年)・教授、1958年名誉教授、お茶の水女子大学教授、59年お茶の水女子大学附属幼稚園長、1969年青山学院大学教授、洗足学園大学教授、1974年十文字学園女子短期大学学長。1984-94年旭出学園 (特別支援学校) 校長などを歴任された方です。お子さんのお一人に「障害」がおありで、戦後の新教育の中に、いち早い視聴覚教育や放送教育の普及や活用の促進、それらの問題の解決のための研究に尽くされた方でした。それはそのお子さんがラジオ放送がだいすきで、家庭の中でラジオが大きな役割を果たされていたというその実体験から、視聴覚教育や放送教育が、教育の可能性を多様な子に広げる力があるものという当時の認識があったからだろうと思います。新時代のICT教育に、お孫さんが向き合う姿勢や方向性に、坂元彦太郎先生の面影を感じます。