新刊案内 『ことばを超えて ことばを残す ふくしま 本が紡いだひとたちの 15年』
『ことばを超えて ことばを残す ふくしま 本が紡いだひとたちの 15年』
攪上久子・掃部郁子・渡辺浩子 編著
カバー装画・本文挿絵 小原風子
生活書院 2026年8月15日 2420円(税込)
*書字へのアクセスが困難な方へのテキストデータの提供があります
https://seikatsushoin.com/books/kotoba/
*出版にあたり、お茶の水学術事業会より助成をいただきました
2002年1月24日〜30日、平和と寛容の絵本展「ハロー・ディア・エネミー展」(主催:JBBY 日本国際児童図書評議会)が福島市で開催されました。福島側の主催者は、ハロー・ディア・エネミー展福島実行委員会。攪上久子はJBBYの実行委員、掃部郁子は福島実行委員として出会いました。
同じ年の5月に巡回を開始した「バリアフリー絵本展~みんなで読もう・遊ぼう・楽しもう」(主催:バリアフリー絵本展実行委員会)では、攪上が実行委員長、掃部が実行委員を務めました。そしてそのとき、このホームページ「ようこそ バリアフリー絵本の世界へ」を、デザイニング・マーブルさん(代表渡辺浩子)に作成いただきました。
本書は、攪上・掃部・渡辺の3人による編著です。私たち3人は2002年の二つの絵本展を通して出会い、その後も絵本展の開催や、このホームページの運営などでつながり続けてきました。
そして2011年3月11日、東日本大震災、それに続く東京電力福島第一原子力発電所の事故による爆発が起きました。福島への子どもの本の支援を行う攪上と、被災の渦中にありながら福島現地での窓口・つなぎ手ともなった掃部と渡辺。それぞれの役割を果たしながら、気づけば15年の月日が流れていました。
この本は、子どもの本が紡いだ、私たちの周囲にいる福島の「同朋(ひと)」たちの記録集です。子どもの本という希望の灯(ともしび)のもとに出会った人たち、一人ひとりの生きた声と姿が、ここにあります。
【目次】
はじめに
第1章 2011年3月11日 福島で起きたこと
第2章 野馬追文庫 攪上久子
第3章 絶望のずっとずっと先にあるもの 掃部郁子
Person1 ほんとにもうどうすればいいんだ 阿部一子さん
Person2 直筆画も絵本作家さんの思いもどちらも本物 遠藤ヒロ子さん
Person3 バラバラになってしまった子どもたちのために 小原風子さん
Person4 絵本は魔法 梶田千賀子さん
Person5 空っぽの本棚ほど寂しいものはありません 黒木洋子さん
Person6 原点はアウンサンスーチーさん 丸山八重子さん
Person7 声が聞こえてくる言葉 和合亮一さん
Person8 覚悟と責任と筋トレと 渡辺浩子さん
おわりに






