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子どもの本に関わる私たちは、戦争のない平和な未来と 言論・表現の自由を奪う安倍内閣による「安保法案」の強行に反対します

【緊急アピール】

子どもの本に関わる私たちは、戦争のない平和な未来と
言論・表現の自由を奪う安倍内閣による「安保法案」の強行に反対します

 私たち「フォーラム・子どもたちの未来のために」は児童書出版関係者有志による「特定秘密保護法案の廃案を求める共同声明」(2013年11月)を契機として昨年結成され、活動を重ねてまいりました。
 私たちがなにより大切にしたいのは「言論・表現の自由」「出版の自由」であり、未来を担う子どもたちに「戦争のない平和で民主的な社会」「自由闊達に意見を言い合える社会」を残すことです。それには、現行憲法の保証する戦争放棄と人類共通の普遍的な価値観、すなわち「民主主義」「立憲主義」を保持することです。
 しかしながら、こうした私たちの思いは、特定秘密保護法の強行採決以降、安倍内閣の動きによってことごとく踏みにじられてきました。現在、国会で審議中のいわゆる「安保法案」にいたっては、圧倒的多数の憲法学者、歴代内閣法制局長官、弁護士等の「違憲」という声にもかかわらず、数の力によって強行されようとしています。
 さらに、安倍内閣は、強制的な国旗掲揚や国歌斉唱から始まり、一方的な歴史・道徳観を教育の場に強制するなど、日本の教育制度をかつての全体主義国家のものに逆戻りさせようとしています。
 私たちは子どもの本の創作、出版、研究に携わる者として、先の「特定秘密保護法」の制定に際して、反対の声をあげてきました。しかし、今や子どもたちの未来は、更に危機に瀕していると言わなければなりません。有無を言わさず銃を持たされ、戦場に向かわされるのは、若者たちであり、子どもたちです。
 私たちは現在安倍政権が行っている民主主義・立憲主義を破棄する政策を子どもたちのためにも許すことはできません。「安保法制」の即時廃案と安倍首相の退陣を強く求めます。

2015年7月6日

フォーラム・子どもたちの未来のために
絵本学会、絵本作家・画家の会、童話著作者の会、日本国際児童図書評議会
日本児童図書出版協会、日本児童文学者協会、日本ペンクラブ子どもの本委員会